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野菜ソムリエ・緒方湊くんおすすめ「焼いておいしい旬野菜」⑰トマト

加熱でうま味アップ!うま味の相乗効果も楽しもう
野菜はじっくり焼くことで、素材の持ち味が引き出され、凝縮したうま味を楽しむことができます。最年少野菜ソムリエプロとして活躍する緒方湊くんに、焼いておいしい旬の野菜と上手な焼き方を教えてもらいました!

トマトはうま味成分が豊富!

トマトは、みずみずしさや甘みだけでなく、うま味もたっぷり楽しめる野菜です。

トマトのうま味成分は、昆布やチーズに含まれているのと同じ「グルタミン酸」です。特に種まわりのゼリー質の部分に多く含まれているので、種も一緒に食べてうま味を味わっていきましょう。
ちなみに、トマトの種まわりがおいしいのは、動物に食べられやすくして、その動物のフンによって、新しい土地に子孫を残すためと言われています。

うま味の相乗効果を楽しもう

グルタミン酸は、じっくり加熱することで増加します。
グルタミン酸は塩を加えると引き立つので、トマトに塩をふる、または塩味を含むものと一緒に調理するのもおすすめです。

また、別のうま味成分・グアニル酸を含むきのこ類や、イノシン酸を含む魚介やお肉とトマトを組み合わせることで、うま味の相乗効果も楽しめますよ。

サラダなど生で食べることが多いトマトですが、ホイル包み焼きでじっくり焼いて、うま味を堪能してみてくださいね。

[基本のトマトホイル包み焼きの作り方]
上部を少しカットし、そこにチーズをのせて包んで焼きます。見た目もインパクトがあり、下ごしらえも楽なので、アウトドア料理にもおすすめです!

ほかにも、スライスしたトマトとモッツァレラチーズを交互にはさみ、塩・こしょう、オリーブオイルをかけて“ハッセルバック風”に焼けば、お洒落な一品になります。

◇湊くんおすすめの食べ方◇
トマトの芯をくり抜き、くり抜いた部分に塩・こしょう、みじん切りしたニンニクを入れ、オリーブオイルをかけてホイル包み焼きに。焼きたてにパルメザンチーズをたっぷりかけたら完成です。

代表的成分「リコピン」を効率よく摂ろう

トマトの代表的な成分といえば、「リコピン」です。リコピンは、高い抗酸化作用を持ち、美肌やアンチエイジング効果のほか、生活習慣病予防効果などが期待できます。

赤い色素成分でもあるリコピンは、皮の近くに多く含まれているので、皮ごと調理することで逃さず摂取することができます。また、油に溶ける性質があるので、オリーブオイルなどと一緒に食べると吸収率がアップしますよ。

星が目印?!おいしいトマトの選び方

トマトのお尻の部分から白い線が放射状に延びて、星形のように見えるのを「スターマーク」と言います。これがはっきり見えるものほど、甘くておいしいトマトです。
ホイル包み焼きは、焼くことでうま味や甘みが凝縮されるので、スターマークがなく酸味のあるトマトでもおいしく作ることができますが、サラダなど生で食べる際は、ぜひスターマークのあるものを選んでくださいね!